雑誌、マニュアル、取り扱い説明書、ポスターなどの印刷物を製作する際、Microsoft Word や Microsoft Excel ではなく、DTPソフトウエア(InDesign,Photoshop,Illustratorなど)を使うことが一般です。しかし、日本語版と英語版のDTPソフトウエアはタイ語に対応していません。無理にタイ語を入力すると、問題なくタイ語らしい文章が表示されるように見えますが、実は次の2点で問題があり、タイ人のネイティブに違和感を与えてしまうのです。
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- 声調記号浮き(ワンナユック・ローイ)
- タイ語文末の不自然な改行
タイ語が特殊言語であると言われる理由
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- 1.声調記号浮きという問題
- タイ語を扱う際にやっかいなのが、「ワンナユック・ローイ(声調記号浮き)」と呼ばれる現象です。
タイ語は子音の上下左右に母音や発音記号が配置される構造になっているため、タイ文字をレイアウトする際にこの問題が発生しやすくなっています。
上段が「発音記号浮き」の症状が現れているレイアウト
下段が正常なタイ文字のレイアウトです。
比較すると、上段は矢印で示された発音記号が同じ位置に並んでいますが、正確な発音記号の位置は下段の通りです。
使用するマシンの環境にもよりますが、Adobe Illustrator, Adobe InDesign, Adobe
Photoshop,Adobe PageMakerなどのソフトを使用する場合に発生します。
GIPUでは専門技術を駆使し、この問題を解決。正確なレイアウトを施してお届けいたします。
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- 2.改行位置のズレ
- 改行も、対処が難しい問題の一つです。タイ語版に対応していないソフトを使用すると、適切な位置での改行が施されないため、単語の途中で切れてしまいます。
さらにタイ語は単語と単語の間にスペースがないため、タイ語が読めない人には改行位置を見極めることができません。
上段は単語の途中で改行されてしまっています。
正確な改行位置は下段の通りです。なお、上段は 1.の発音記号浮きの症状も出ています。
これらの問題はタイ語に対応していないDTPソフトウエアで発生するのみではなく、日本語版や英語版などのタイ語に対応していないMicrosoft
Wordでも発生します。
特にタイ語フォントを導入していない日本語のMicrosoft
Wordはたいていの場合、タイ語の部分に自動的にTahomaという代用フォントが使用されます。これにより文章のレイアウトが崩れ、改行位置も不正確になってしまいます。
上記の通りタイ語は専門知識がないと非常に扱いづらい言語です。
タイ語専門翻訳会社ジーアイピーユーではタイ文字のプロフェッショナルとして、正確なレイアウトでお客様のご要望にお応えしております。
- タイ文字レイアウト
- イタリック、ゴシックなど、お客様のご希望のフォントでタイ語レイアウトを作成いたします。
タイ語のDTPには下記のような様々な問題があり、取り扱いには専門技術が必要とされます。
- 使用可能フォント
- ジーアイピーユーでご提供可能なタイ語のフォントの一部をご紹介します。
DBで始まるご希望のタイ文字の名称をお知らせください。
またフォントの指定がある際にはご連絡ください。
「フォント名は分からないが、これと同じまたは似たフォントを使用したい」というお問合せにもご対応いたします。
- 対応ソフト
- Adobe Illustrator, Adobe Photoshop
などのアプリケーションを利用したDTP作業も可能です。
Windows(ウィンドウズ版)
Adobe InDesign CS2(インデザイン)
Adobe Illustrator CS2(イラストレータ)
Mac(マック版)
Adobe InDesign CS,CS2,CS3(インデザイン)
Adobe Illustrator CS,CS2,CS3(イラストレータ)
お見積もりご依頼時にお気軽にお問い合わせください。担当者よりお客様のご要望に沿った形式のご提案をさせていただきます。
- 納品形式
- 電子メールに添付の形でお届けする他、URLをお知らせし、弊社サーバーよりダウンロードしていただく方法などでお届けいたします。
印刷用原稿の場合、それぞれのアプリケーションで保存したファイル形式の他にPDF/X-1aやアウトライン化したデータをお届けすることも可能です。
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