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翻訳工程

一口に翻訳と言っても、多数の工程があります。 複数工程で2重、3重のチェックを行うことにより、GIPUは翻訳の質を高水準に保つことができるのです。

GIPUにおける翻訳作業の基本的な流れは以下の通りです。

1.原文の確認
2.翻訳作業
3.タイピング
4.校正作業
5.レイアウト作業

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原文の確認

翻訳の前段階、準備作業にあたる工程ですが、翻訳の質を左右する大切な工程です。

GIPUでは原文に固有名詞が含まれる場合、可能な限り、読み方及び訳語での綴りをお知らせいただくようお願いしています。

例えば戸籍などを翻訳する場合、名前の綴りは大変重要なポイントになります。

「チャイヨット」というタイ語の名前をカタカナ表記にする場合、
「チャイヨ」「チャイヨッ」「チャイヨット」「チャイヨー」等、
様々な表記が考えられます。

身分証明書など、他の必要書類に記載されているカタカナ表記と統一しないと、別人とみなされる心配がありますので、必ず確認が必要です。

逆に、カタカナ表記の人名をタイ語にする場合も、どの文字を使用するか確認する作業が必要となります。「あけみ」という名前にも「明美」「朱美」「明実」など、異なる漢字を使用する様に、タイ語にも、同じ発音でも異なる文字が存在するからです。

この段階で、不鮮明な部分や内容に不明な点があれば担当者がお客様にお問い合わせします。

翻訳前に原文を丹念に読み込むことによってお客様も気付かなかった原文中の矛盾点や誤りを発見することもあります。その際もお客様にご相談します。

(過去のご提案例)

  1. タイで実施するアンケートの翻訳(日本語→タイ語)を依頼された時のことです。

    当初原文には、アンケート作成者(大学教授)の肩書きが記載されていませんでした。GIPUより、「肩書きを重視するタイにおいては大学教授であるという身分を明らかにした方がアンケートの協力を得られやすいです」とご提案し、お客様にそのご提案を受け入れていただきました。アンケートはたくさんの方にご協力いただき、大成功だったそうです。

  2. 申述書の翻訳(日本語→タイ語)を依頼されたときのことです。お客様よりいただいた日本語原稿には書類作成日を記入すべきところに申述人の生年月日が記載されていました。GIPUより「ここは書類の作成日を記入した方がよいのではないでしょうか」とご提案し、お客様も同意されました。

正確な翻訳をするためには原文を正確に理解することが必要になります。原文を理解するためにGIPUの翻訳スタッフは原文を何度も何度も繰り返し読みます。原文を読み込んでいく過程で原文を作成されたお客様も気付かなかった矛盾点やミスに気付くこともあります。そういったとき、GIPUではよりより翻訳を作成するためにも原文の変更をご提案します。

翻訳会社が原文にまで口を出す必要があるのか、例え疑問点があっても、原文に忠実に訳せばそれで翻訳会社の責任は十分に果たしている、という考えの翻訳会社もあると思いますが、GIPUの目的は正確なコミュニケーションのお手伝いをすることです。原文に疑問点を発見したらまずはお客様に問い合わせをします。お客様が判断に迷われた時にはGIPUが相談に乗りながら原文を改訂し、その上で翻訳作業を行っていきます。GIPUではこのような一歩踏み込んだ姿勢により、高品質の翻訳を生み出しているのです。

GIPUがお客様からいただく翻訳料金には上記のチェック体制によって作成される100%ミスのない翻訳、そして原文のチェック料金も含まれています。

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翻訳作業

GIPUでは、原稿の種類とお客様のご要望によって翻訳の方法を変えます

各種契約書、証明書、技術文書など一字一句正確に訳すべきものは訳モレのないように原文に忠実に訳していきます。

パンフレット、カタログ、広告など、読者にアピールする目的がある文章は、原稿の内容を正確に翻訳しながら、見栄えの良い文章、美しい文章となるように訳文を推敲していきます。

また、お客様のご要望により「ボリュームが多い文章の大まかな内容を知りたい」というリクエストには、スピード重視の翻訳でご対応いたします。この場合、原文を一文ずつ訳すのではなく、要約してお伝えいたします。 

文章の一部分のみ訳して欲しい、というリクエストにもお応えします。例えばISO関連文書などは量が大変多くなりますので、全てを翻訳すると時間も料金もかかる、という場合、各項目の題名のみ翻訳することで、大体の内容及び、構成がつかめるようになります。その後、特に知りたい部分のみを選び、改めて翻訳依頼する、ということも可能です。

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タイピング

 訳文のタイピング作業を行います。納品フォーマットが指定されている場合はフォント、アプリケーションを指定通りに選択します。

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校正作業

訳出言語を母国語とする校正者によって文章のチェックが入ります。

例えば、日本語からタイ語に翻訳する場合、日本語を理解するタイ人校正者が訳文をチェックします。

主なチェックポイントは

  「翻訳の正確さ」

  「訳モレの有無」

  「タイプミスの有無」

  「訳語の統一」

  「不自然な表現の有無」等です。

パンフレット、カタログ、広告など、言葉を特に大切に訳すべきものについては、ここでもう一度推敲を行います。言葉の響き、語調などを考慮しながら顧客に訴える力を持つ文章を考えます。

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レイアウト作業

ご希望のお客様には、原文通りにレイアウトした訳文をお届けしています。

各種契約書や証明書の署名、ロゴ、などを原稿より抽出し、訳文に挿入します。

この作業を必要とされないお客様には、テキスト形式で原稿をお届けいたします。この場合作業時間が短縮されますので、料金もお安くなります。

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