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パニックうさぎ


よく確認もしないで騒ぎ立てること

パニックうさぎにならないでください。 どこで火事があったか確かめたのですか。 あなたの家の近所ではないかもしれません

ファンパームの下で一匹のうさぎが寝ていると、 ファンパームの実が落ちてきました。うさぎは雷が落ちたのかと思い、 飛び起きて他の動物たちに雷が落ちたと言って回りました。 他の動物たちはうさぎの勘違いからいたずらに怖い思いをさせられてしまったのです。 「パニックうさぎ」はよく確認もしないで騒ぎ立てるという意味です。

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月に憧れるうさぎ


上流階級の女の人に憧れる男の人のこと

彼は月に憧れるうさぎのように、 隣の大きい家のお嬢さんをこっそり見ているだけで、 挨拶する機会さえありません

下層階級の男性をうさぎに例え、 上流階級の女性を月に例えることがいつ頃から行われてきたのか分かりませんが、 一説によるとこのような例えはアユタヤ時代にはすでに使われていたそうです。 満月にうさぎが月の光の下で遊ぶ様子が見られることから 月とウサギの関係が例えに使われるようになりました。 月にはうさぎの影があると多くの人が言います。こんな話もあります。 うさぎはいつも、ナークやきつねに、道徳を守り、布施をしなさいと教えていました。 それを知ったインドラ神がうさぎの心を試そうとに食べ物を乞うてみました。 ところがうさぎは草しか食べず、神に差し上げるものが何もありません。 そこで神に火をつけるように頼みました。そして、自分の肉を捧げるために火に飛び込んだのです。 しかし、うさぎは焼けませんでした。 うさぎの純粋な心を見たインドラ神がうさぎを抱き上げ、救ったのでした。 その後インドラ神は人間に善良なうさぎについて知らしめるため、月にうさぎの絵を描きました。 その時から、月にうさぎの影が見えるようになったのです。 また、下層階級の男性をうさぎに例え、上流階級の女性を月に例えるのはうさぎが低いところ、 つまり地上にいて、月は高いところに、つまり空にあるからなのかもしれません。

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うさぎの足は3本だと言い張る


どうしても認めず、頑固に意見を変えないこと

どんなに説得しても認めません。 うさぎの足は3本だと言い張っています

「うさぎの足は3本だと言い張る」は時々「うさぎが1本足で立つ」とも言います。 その由来はココナッツの実をおろす道具(うさぎの形をしています)が 前方の一本足しかないことから来ています。 一方、「うさぎの足は3本だと言い張る」は、寺の小僧がうさぎの足を一本盗み食いし、 それを咎められた時にどうしても認めず、 そのうさぎは足が三本しかなかったのだと言い張ったという話に由来しています。

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