タイのことわざには動物を使ったものが多くあります。 日本でもことわざに使われている動物もあれば、 日本ではあまり馴染みのない 象やワニ を使ったことわざもあり、 これらの動物がタイの人に昔から親しまれていた事がうかがえます。
日本で「一番強い動物は?」「ライオンとトラとどっちが怖い?」と聞けば、
「 百獣の王ライオン」と答える方が多いと思いますが、 タイでは断然 トラ なんです。トラはタイに生息していますから より身近で「強く」「怖い」動物として、ライオンよりも印象深いのでしょう。
西洋や中国から輸入されたと思われる、日本とタイでほとんど同じ同じ意味で使われてているコトワザもあります。かと思えば、日本とタイで似ているけれども、お国柄の違いが出ているコトワザもあって・・・
日本で怖いものを指すコトワザに 「地震、雷、火事、親父」がありますが、
タイでは 「巨象、コブラ、古い召使、愛妻」と言います。
後ろの2つについては、何で?と疑問をもたれる方も多いかと思いますが、実は裏切られる怖さを言っているのです。
ある程度長い間タイでビジネスを行っている方は、実感をもって頷いてしまうかもしれません。
実感できない方は、遠藤周作さんの「王国への道 − 山田長政 −」新潮文庫をお読みになると少しイメージできるかもしれません。タイでビジネスを行うビジネスマンの必読書との話もあるほどです。
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