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![]() 正直なふりをすることです 見た目は蒸し器の中で寝ている猫のように誠実そうだが、本当はずるい。 猫が蒸し器の中で寝ると、せまくて動けません。その動けないことを「ケンスー(かたい)」といい、この「スー」の音が「スートン(誠実)」の「スー」という音と似ていることから「誠実だ」という意味になりました。しかし、この諺は本当に誠実なのではなく、皮肉の意味で使われて、誠実ではないと言う意味です。 ▲PageTop
![]() 土地などの広さがきわめて狭いことです 猫が身動きして死んでしまうほどの土地だから、寝室が3つあるような大きな家を建てられないよ。一部屋だって作れないよ。 「猫が身動きして死んでしまうほどの土地」は「シータノンチャイ」の話から来ました。シータノンチャイは王様に猫が身動きして死んでしまうほどの土地をいただきたいと言いました。王様はそんなに広くないと思ったので、喜んであげようと言いました。しかし、シータノンチャイは猫を紐で結んで、猫が死ぬまで追いかけました。だから、シータノンチャイはたくさん土地をいただきました。シータノンチャイの話では「猫が動いて死ぬほどの土地」とは、土地が広いという意味です。しかし、普段使われているのは土地が狭いと言う意味です。 ▲PageTop
![]() 自分には何の利益にもならないのに、皮肉な態度をとり、逆に自分が損をするという意味です。 彼にすべての財産をあげると言うなんて、バカだよ。「猫にあてつけて、魚を焼く」しない方がいいよ。 猫は魚が大好きです。皮肉で猫に魚を何枚焼いてやっても、猫は飽きることなく魚を食べます。皮肉な行動をとった人の方がお金ばかりかかって損をしてしまいます。「犬を皮肉って、ご飯をたく 猫を皮肉って、魚をやく」のようにこの諺は使われます。犬はご飯を食べるのが好きです。それを見て、皮肉って、たくさんご飯を炊いてあげます。猫が焼き魚が好きなのと同じように犬もおいしくそのご飯を食べます。何もならないのに、皮肉な行動をして逆に自分が損するという意味です。
![]() 逃げられないような弱い人をいじめることです 放課後、305クラスの学生は412クラスの学生を呼び出し、305の教室に入れ、それからドアを閉めて、猫をたたいた。 「ドアを閉めて猫をたたく」はそのままの意味で、ドアを閉めて、猫をたたくという意味です。猫は逃げられません。諺では、逃げられない人をいじめるという意味です。別の意味として、ドアを閉めて、中で大きい音を出して、何かをすると言う意味もあります。 ▲PageTop
![]() 何かをとても怖がることです どうしてテウさんはおねえさんがそんなに怖いのか分かりません。ねずみと猫のようだ。 「ねずみと猫」は、ねずみが猫を怖がることからきており、人が人を怖がることです。ときどき「ねずみは猫が怖い」とも言います。
![]() 目上の人や権力のある人の力に頼り、甘えることです。 何かが起こると、彼はすぐに上司のところに行って上司の権力に頼る。僧侶に頼る猫のようだ。 「僧侶に頼る猫」は仏教徒に尊敬される僧侶に甘える猫という意味です。諺では、何も出来ない人を猫に例えています。その人が目上の人の力に頼り、甘えることです。 ▲PageTop
![]() 目上の人がいない間に目下の人が遊んで楽しむという意味です 今日は上司が外で会議があるから、部下は全然仕事をしません。これが猫がいないとねずみが喜ぶだね。 「猫がいないとねずみが喜ぶ」はねずみが猫を怖がることからきました。目上の人を猫に、目下の人をねずみに例えています。 ▲PageTop
![]() 物や人を、実際よりもよく見せ、だますことです セーンおばあさんは「猫を染めて売る」をしようと思って、村長の息子に自分の離婚した娘を紹介し、結婚させました。でも、娘の過去は内緒にしています。自分の娘がまだ処女だと見せかけているのです。 「猫を染めて売る」は、昔のタイ人が猫を飼うことが好きだったことに由来しています。朝も晩もシャワーをしてあげたり、パウダーをかけてあげたりしました。ときどき、ターメリックなども塗っていたそうです。意味は物や人を実際よりも良く見せて、だまして、売ることです。また、それがいいものだと思わせて、だますことです。 ▲PageTop
![]() 物々交換することです 私のペンが欲しいのなら、何かと交換しましょう。豚と猫を交換するです。 「豚と猫を交換する」はそのままの意味です。一方は豚を渡し、もう一方の人は猫を渡します。意味は同時に物を交換するという意味です。 ▲PageTop
![]() 信用すべきではないものを信用してしまうことです この人は車を運転するのが大好きです。この人のところに車を預けたら大変だよ。この人に車を預けるなんて猫に焼き魚ですよ。 |