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HOME > タイ語別館 > タイ語講座 > タイ語の子音(2)

色分けの意味

基礎から学ぶタイ語講座(1)で学んだ声調と、 文字の関係がこの色分けに関係しています。

(1)「高」(高類字)
高類字で始まる単語は、 単語の終わりが長母音、 またはm、n、ng、y、wで終わる(平音節といいます)場合は「上声」になります。


 

単語の終わりがp、t、k、そして「ッ」で終わる場合(促音節といいます)の場合は 「低音」になります。


 

 


(2)「中」(中類字)
中類字で始まる単語は、 平音節の場合は「平声」になります。


 

促音節の場合は「低音」になります。


/ 答える 〕 / 落ちる 〕


(3)「低」(低類字)
低類字で始まる単語は、 平音節の場合は平声になります。


促音節の場合は高声になります。


/ 鳥 〕 


以上をまとめると次のようになります。

声調符号なし 声調符号あり
平音節 即音節
高類字 上声 低声
中類字 平声ー 低声
低類字 平声ー 長母音 下声/ 短母音 高声

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色分けの意味に出てきた表の右側に記述がある 声調符号 とはなんでしょう?

声調符号なし 声調符号あり
平音節 即音節
高類字 上声 低声
中類字 平声ー 低声
低類字 平声ー 長母音 下声/ 短母音 高声

(マイエーク)  (マイトー)  (マイトリー)  (マイチャッタワー)

実は声調符号は声調を決定する際に大変重要な役割をしているのです。

表を利用して発音を見てみましょう。考える順番は以下の通りです。

  1. まずは子音の種類を確認します。(高類字・中類字・低類字)
  2. 次に声調符号の有無を確認します。声調符号があれば無条件で符号に従います。
  3. 声調符号のない場合、平音節か即音節かを見ます。
  4. 低類字でしかも促音節の場合、長母音か短母音かを見ます。

難しいですか? 当たり前ですが、 タイの人はこんなこといちいち意識せずにタイ文字を読んでいます。 人によっては声調規則を知りませんが、読めます。 なぜならば単語一つ一つの読み方を覚えているからです。 それは日本人が助詞「て、に、を、は」をいちいち意識せずとも使いこなせるのと同じです。

ですから、こんな声調規則、いちいち覚えたくないっ。という人はそれでもOKです。 単語ごとに覚えても良いからです。(知らない単語は読めない、という難点はありますが・・・)

さて、それでは練習問題です。 さあ、これはなんと読みますか?

  1. これは中類字です。頭子音の発音は「k」です。
  2. 声調符号がついています! 声調はここで自動的に決定しますね。 そう、低声です。
子音は「k」 母音は「アイ」 声調は「低声」の  が正解です。

これはどうでしょう?

  1. 子音+母音+子音 という組み合わせです。 最初の子音が頭子音、2番目の子音が末子音となっています。
  2. 子音は「K」 母音は短母音の「ウ」 末子音は「n」の発音です。
  3. 声調は? 短母音ですが、終わりが「n」ですので平音節になることに注意しましょう。 低類字は平音節の際、平声でしたね。
クン と読みます。 意味は「あなた」「〜さん」です。

では、これは?   

  1. これは「子音+母音」 + 「子音+母音」 の組み合わせから成っていますよ。  前半は中類字の子音「k」母音「アー」 後半は低類字の子音「f」母音「エー」です。
  2. 声調について確認しましょう。子音は2つとも声調符号がついていません。 両方とも長母音が後ろについていて末子音がついていません。つまり平音節です。 中類字、低類字ともに平音節では平声でしたね。
  3. 子音は「k」母音は「アー」声調は「平声」と、 子音は「f」母音は「エー」声調は「平声」の組み合わせ。

カーフェー が正解です。意味は「コーヒー」です。

なんだかクイズのようですが、楽しみながらタイ語を読めるようになったら、 それが一番だと思います。

それでは第4課へ進む前に宿題を出しておきましょう。

正解は基礎から学ぶタイ語講座4で!

ところで、タイ文字が正確に読めても意味が分からないと困りますね。 次回基礎から学ぶタイ語講座4では辞書の使い方を勉強して基礎編のまとめとしましょう。

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